教材レビュー

完全マスター電験三種受験テキストを徹底的にレビューしてみた

デンスケ
デンスケ
今回はオーム社から出版されている「完全マスター電験三種受験テキスト」をレビューしていきます。
今から教材を選ぶ方は、この記事を読んでから教材を選ぶと後悔しない教材選びが出来ますよ。

ちなみに他の参考書もレビューしているので、↓こちらも参考にしてみてくださいね!

電験三種の参考書を23冊購入して比較してみた! 電験3種の参考書を23冊読んで思うこと 私はこれまで電験3種の参考書を23冊購入して読んできました。 こんなに電験3種の参考...

「完全マスター電験三種受験テキスト」ってどんな参考書?

今回レビューをする「完全マスター電験三種受験テキスト」は数学・理論・電力・機械・法規の各1冊ずつの5冊が出版されています。
下の写真は実際に購入して自宅で撮った写真です。

この参考書を一言で表すと

演習問題は多いけど、余分なことが沢山書かれた無駄に分厚い参考書

ですね。
一言じゃなくて文章になってしまいましたね(汗)

第一印象は”分かりにくい”

この参考書を初めて読んだ時の感想は
「分かりにくいなー」
でした。

何故分かりにくいのかを調査してみたところ、具体的には以下のような理由でした。

完全マスターシリーズが分かりにくい理由
  1. 文章での説明が多い
  2. 電験三種に出題される可能性が少ない内容が多い
  3. 基礎的な部分の説明が不足している
  4. レイアウトが読みにくい

今回は少し辛口のレビューになっちゃいそうですね。

ではこの完全マスターシリーズはどんな人にオススメなのでしょうか?

完全マスターシリーズを買った方が良い条件
  1. すでに電験三種に合格できる知識を持っている人
  2. あえて分かりにくい参考書で修行したい人
  3. オーム社が好きな人

具体的にはこの3つの条件に当てはまる人ですね。
あなたは全てに当てはまりますか?
まぁ条件①に当てはまる時点でテキストを購入する必要はないんですけどね(笑)

わかりやすい教材を探している方にはSATの「電験三種パーフェクト講座」をオススメします。
気になる方は一度レビュー記事を読んでみてください。

SATのレビュー記事を読んでみる

完全マスターシリーズの特徴

それでは改めて「完全マスターシリーズ」の特徴を見ていきましょう。

完全マスターシリーズの特徴
  1. 多くの演習問題が掲載されている
  2. ページ数が出題率にリンクしていない
  3. ほとんど出題されないような内容も多く掲載されている

多くの演習問題が掲載されている

完全マスターシリーズには2種類の問題が掲載されています。

完全マスターシリーズの2種類の問題
  1. 例題・・・説明ページの中に掲載・解答解説も併記
  2. 練習問題・・・章末に掲載・解答解説は巻末の掲載

これら2種類の問題を集計すると下のような結果になりました。

偏りはありますが、かなり多いと思います。
特に機械と電力は群を抜いて多いですね。
何故か演習が重要な理論の演習問題が少ないのが気になりますが、演習問題数は十分だと思います。

きっちりと演習すれば実力を身につけることができる参考書だと思います。

ただし下で詳しくご説明しますが、問題の解説は少し簡略化されています。(練習問題の解答は「略解」と書かれていますから、その通りです。)
空欄補充・正誤問題は解答の選択肢と一言解説のみ掲載されている問題も少なくありません。

ページ数が出題率にリンクしていない

これが一番残念なんですが、過去の出題率と参考書のページ数の比率がマッチしていません。
つまり出題率が低い分野に多くのページを使っていたり、逆に出題率の高い分野に十分なページ数が使われれいなかったりするということです。

言葉で言われても、少しイメージしにくいですよね?
それでは論より証拠、下のグラフを見てください。

左の棒グラフが過去の出題率、右の棒グラフが完全マスター法規のページ数の比率です。
まず一番上の電気施設管理が大きく違いますね?
過去の出題率は47.7%なのに全体の20.2%のページしか使っていないんです。
つまり高頻度で出題される内容に十分なページ数が割かれていないんです。

また上から2番目の電気設備技術基準は35.3%の出題なのに、67.6%のページを使っている。
もしも完全マスターを真面目に勉強すると、無駄に電気設備技術基準の勉強に時間をかけてしまいます。

このように出題率とページ数がマッチしていないんです。
もちろん内容によって必要なページ数が違うという点もあるかと思いますが、少しかけ離れすぎだと思います。

特に電気設備技術基準は内容が多すぎます。
これでは途中で挫折してしまいかねません。

ほとんど出題されないような内容も多く掲載されている

最後は内容の幅の広さです。
これは必ずしも悪いことではありませんが、非常に高度で出題の可能性が低い内容まで掲載されています。

出題される可能性が低いのに掲載されている内容

ここに本文を入力

  1. 誘導機の円線図
  2. 電磁気学のビオ・サバールの法則
  3. 原子力発電の特殊相対性理論
  4. 汽力発電のクロスコンパウンドとタンデムコンパウンド
  5. ・・・

以上は、ほんの一例にすぎません。
こういった内容は物理的・科学的好奇心としては良い内容ですが、電験三種合格のためには必要性が非常に低い内容です。
真面目に全て勉強すると無駄に時間を取られてしまいます。

やはり電験三種合格に役に立つのは出題傾向を反映して選択と集中が出来ている教材だと思います。
もしあなたが無駄な時間を使わずに最速で合格したければ、DENZAPでオススメしているSATの電験三種パーフェクト講座を購入した方が確実です。
一度、私が書いたSATのレビュー記事を読んでみてください。

SATのレビュー記事を読んでみる

「完全マスターシリーズ」を購入するメリット

正直に申し上げて、電験三種合格を目指すに当たってはメリットはないと思います。
あえてメリットを挙げると以下の2点です。

完全マスターシリーズを購入するメリット
  1. 根性が身につく
  2. 分厚い参考書が本棚を埋めることが出来る

難しくて分かりにくい参考書なので、理解するのに苦労します。
この苦労を続けると、忍耐力や根性が身につくと思います。

また非常に分厚い参考書なので本棚に飾ると、
「勉強頑張ってるな」
と思ってもらえます。(笑)

「完全マスターシリーズ」を購入するデメリット

それでは完全マスターシリーズを購入するデメリットをご説明していきましょう。

完全マスターシリーズを購入するデメリット
  1. 時間がかかる
  2. 分かりにくいから理解しにくい
  3. 問題解説が不十分

それでは一つずつ見ていきましょう。

時間がかかる

ここまで散々ご説明しているので、ご理解いただいていると思います。
完全マスターシリーズは電験三種に出ない内容が沢山掲載されています。
これを学習していると無題に時間がかかってしまいます。

分かりにくいから理解しにくい

これは個人的な感想になりますが、この参考書は分かりにくいです。
文章での説明が多いですし、図には文字の書き込みが多すぎて読みにくいです。

完全マスターシリーズの図は下のような感じです。

吹き出しで文字がビッチリ書き込んでいるので、非常に読みにくいです。
また説明も論理の飛躍があり、途中でついていけなくなったりしました。

問題の解答解説が不十分

完全マスターシリーズには多くの演習問題が掲載されていますが、解説は少し不十分です。
別の記事でビューしている「これだけシリーズ」と比較すると、解説は詳しいですが十分とは言えません。
ちなみに完全マスターシリーズの解答解説は↓こんな感じです。

一言のコメントは付いていますが詳しい解説はありません。
計算問題は基本的な式は記載されています。

これでは十分な解説とは思いません。

こんなデメリットがない教材はないの?

ここまで紹介したデメリットがないのはSATの「電験三種パーフェクト講座」です。
SATの教材は下こんな特徴があります。

SATの特徴
  1. 参考書の倍速で学習可能
  2. 解説が丁寧で分かりやすい
  3. 演習問題の解説が充実

SATが気になる方は、まずはレビュー記事を読んでみてください。

SATのレビュー記事を読んでみる

まとめ

完全マスター電験三種受験テキストはオススメ出来ない参考書です。
もしもあなたが時間に余裕があって、敢えて困難な道を選びたい方にはオススメです。

完全マスターシリーズの特徴
  1. 多くの演習問題が掲載されている
    ・・・問題は多いけど解説は少し残念
  2. ページ数が出題率にリンクしていない
    ・・・頻出分野に十分なページ数が割かれていない
  3. ほとんど出題されないような内容も多く掲載されている
    ・・・無駄な時間を取られてしまうので、あなたの貴重な時間を浪費します
デンスケ
デンスケ
今回のレビュー記事があなたの参考書選びに役立てば嬉しいです!

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デンスケ
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今回は辛口のレビューになってしまいした。
ご紹介した参考書は↓こちらです。
ABOUT ME
デンスケ
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後輩に電験3種を指導した経験からDENZAPを立ち上げる。趣味は電験3種の教材研究と過去問研究。平成7年度から前回までの全ての過去問を収集している根っからの電験マニア。普段は製造メーカーの電気エンジニア。