教材レビュー

電験三種合格一直線シリーズを徹底レビューしてみた

デンスケ
デンスケ
今回はオーム社から出版されている「電験三種 合格一直線シリーズ」をレビューしていきます。
これから参考書を選ぶ方にも、既に参考書を持っている方にも為になる内容となっているので、ぜひ読んでみてくださいね。

ちなみに他の参考書もレビューしているので、↓こちらも参考にしてみてください!

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電験三種合格一直線シリーズは「電験便覧」

今回レビューをする「電験三種合格一直線シリーズ」は理論・電力・機械・法規の各1冊ずつの4冊が出版されています。
下の写真は実際に購入して自宅で撮った写真です。

この参考書を一言で表すと、

電験便覧と呼ぶに相応しい参考書!詳しいし演習問題も多いけど、メイン教材には・・・

ですね。
あなたは便覧ってご存知ですか?
便覧とはハンドブックの事ですね。
高校の歴史の授業で日本史便覧とか世界史便覧とか配られたのを覚えてませんか?
この合格一直線シリーズは正に電験便覧です。電験三種で出題される可能性のあることが網羅されています。

第一印象は「詳しすぎ!」

私が最初に合格一直線シリーズを読んだ時の印象は

「何この参考書!?詳しすぎやろっ?」

でした。

合格一直線が詳しすぎる例
  1. 電磁気学で電束を勉強します
  2. 原子力発電ではガス炉も勉強します
  3. 送配電では系統安定度についても勉強します
  4. ・・・

具体的にはこんな内容についても詳しく解説されてます。
残念ながら、電験三種に合格する為には不要な知識です。
下で詳しくご紹介しますが、本当に詳しすぎて目が回ってしまいます。

どんな人にオススメなの?

合格一直線シリーズの購入をオススメできる人、もしくはこの参考書を使いこなせる人はどんな方でしょうか?
私が考える限り、この条件を満たしている方だと思います。

合格一直線を買うべき人
  1. 良いメインの教材を持っている
  2. 電験2種も目指している
  3. 数学は大得意

メイン教材にしてはいけない参考書であることは間違いありません。
良いメイン教材を別で探してから、合格一直線シリーズの購入を考えましょう。

もしもあなたが良いメイン教材を探しているなら、SATの「電験三種パーフェクト講座」をオススメします。
詳しくはレビュー記事を書いてますので、ぜひ一度読んでみてくださいね。

SATの教材のレビュー記事を読む

合格一直線シリーズの特徴

それでは合格一直線シリーズの特徴を詳しくみていきましょう。

合格一直線シリーズの特徴
  1. 演習問題が豊富だが、レベルが高すぎる
  2. 文字がびっしり敷き詰められている
  3. 数学をバンバン使った厳密な説明
  4. 掲載内容が多くて詳しすぎる

演習問題が豊富だが、レベルが高すぎる

合格一直線シリーズには3種類の問題が掲載されています。

合格一直線シリーズの問題の種類
  1. 例題
  2. 演習問題
  3. 練習問題

例題はその単元の簡単な計算問題がメインです。
演習問題と練習問題は例題よりも実践的な問題です。

それぞれの問題の数を集計すると下のようになりました。

各科目とも200問前後の問題が掲載されており、演習問題としては十分な量が掲載されています。

但し、一つ注意しなければなりません。
合格一直線に載っている問題は漏れなく難しいんです!
電験三種向けではなく電験2.5種向けと言った感じで、とにかく難しい!

もちろんこのレベルの問題が一切でない訳ではありませんが、初心者が最初にチャレンジする問題ではありません。

文字がびっしり敷き詰められている

合格一直線シリーズは情報量の多さが圧倒的です。
その為文字がびっしりと敷き詰められた参考書になっています。
↓こんな感じですね。

電験三種初心者の方にとっては、やる気がなくなってしまいそうな文字量ですよね。
但し説明は丁寧に書かれているのでしっかり読み込めば理解できますよ。

数学をバンバン使った厳密な説明

合格一直線シリーズはとにかく数学を使って厳密に物理現象を説明します。
例えば、↓こんな感じです。

この数式の意味がわかりますか?

これは
「電界を一周積分したら、0になる」
ということです。
日本語で書けば、簡単ですが数式で表すとわかりにくくなってしまいます。
ちなみにこの説明で使われているのはベクトル解析という数学です。
確かに厳密には電磁気学はベクトル解析を使って説明されるので、間違っていませんが
電験三種には不要な内容ですね。

このように合格一直線シリーズではハイレベルな数学が当たり前のように使用されます。
別の記事でレビューしているこれだけシリーズも数学を積極的に使う参考書でしたが、合格一直線は比べ物になりません。

電験3種これだけシリーズを徹底的にレビューしてみた http://denzap.jp/sankosho-ranking/ 「電験3種これだけシリーズ」ってどんな参考書? 今...

掲載内容が多くて詳しすぎる

これは上でも説明しましたが、とにかく情報量が多いです。

合格一直線が詳しすぎる例
  1. 電磁気学で電束を勉強します
  2. 原子力発電では黒鉛化炉も勉強します
  3. 送配電では系統安定度についても勉強します
  4. ・・・

こう言った電験三種に出題される可能性が低い内容も詳しく掲載されています。

あなたの目的が電験三種に合格することであれば、電験三種で出題されやすい内容に絞って学習するべきです。
その為には出題されやすい内容に絞って掲載されている教材を使うことが最も手っ取り早いです。

もしもあなたが出題されやすい内容に絞って掲載されている教材が欲しい!と思ったのであれば
SATの「電験三種パーフェクト講座」をオススメします。

重要な部分だけに絞ったテキストは本当に薄くて、頻出分野が凝縮されています。
気になる方はレビュー記事を読んでみてくださいね。

SATの教材のレビュー記事を読む

合格一直線シリーズを使うメリット

合格一直線のメリット
  1. 疑問点を調べることが出来る
  2. 十分な演習問題を確保できる
  3. マスターすれば電験博士になれる

この記事の冒頭でもお伝えしましが、合格一直線シリーズは電験便覧です。
勉強しているときに

「この部分がわからない」
「この部分のもっと発展的な内容を知りたい」

こんな時に合格一直線シリーズは強い味方になってくれます。

次に十分な演習量が確保できる点ですね。
これは上でも説明しましたが、レベルは高めですが問題数が多いです。
しかも市販の参考書にしては解説が充実しています。

↓こんな感じですね。

正誤問題も何故その選択肢が誤りであるのかをキッチリと説明してくれています。

最後に、合格一直線シリーズをマスターすれば、あなたは電験博士になれます。
三種だけではなく二種にも合格できるでしょう。
それほど合格一直線シリーズは内容が多くて詳しいのです。
(裏を返せば、電験三種では出ない内容も多数載っているということです。)

合格一直線シリーズを使うデメリット

もしもあなたが合格一直線シリーズをメイン教材として使ってしまうと、
↓こんなデメリットがあります。

合格一直線のデメリット
  1. 出題確率の低い内容を勉強してしまう
  2. 演習問題のレベルが高すぎる

出題確率の低い内容を勉強してしまう

これまで何度もご説明していますが、合格一直線シリーズは本当に内容が多くて詳しいです。
その為、真面目に全て勉強してまうと電験三種で出題されない内容も勉強してしまいます。

例えば、原子力発電に関しては加圧水型軽水炉と沸騰水型軽水炉に関する出題がほとんどです。
それにも関わらず、合格一直線シリーズにはガス炉なども掲載されています。
ガス炉なんて覚えてる暇があったら、三相交流の計算問題を解いた方が効率的です。
毎年出題されますからね。

演習問題のレベルが高すぎる

合格一直線シリーズに掲載されている問題は非常に難しいです。
例えば交流回路の演習問題として、RC回路のベクトル軌跡という問題が掲載さています。

あなたはベクトル軌跡ってご存知ですか?
当然知らないと思います。知らなくて当然です。
電験三種では過去出題されたことはありません。

このように出題傾向はあまり反映されておらず、難しい問題が掲載されています。

まとめ

今回は電験三種合格一直線シリーズのレビューをご紹介しました。
副教材としては良い教材ですが、メイン教材には不向きです。

合格一直線シリーズの特徴
  1. 演習問題が豊富だが、レベルが高すぎる
    ・・・ほとんど出題されない問題も多数!
  2. 文字がびっしり敷き詰められている
    ・・・初心者が読むのは結構辛い
  3. 数学をバンバン使った厳密な説明
    ・・・ベクトル解析・微分積分をたくさん使います
  4. 掲載内容が多くて詳しすぎる
    ・・・出題されない内容も多数掲載さています
デンスケ
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今回ご紹介した合格一直線シリーズは副教材に最適ですが、
まずはメイン教材を購入しましょう。

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後輩に電験3種を指導した経験からDENZAPを立ち上げる。趣味は電験3種の教材研究と過去問研究。平成7年度から前回までの全ての過去問を収集している根っからの電験マニア。普段は製造メーカーの電気エンジニア。