平成15年から前回までの出題率を計算したところ、
出題率TOP5は下の結果になりました。
また記事の中では出題率だけではなく、最近5年の問何番に出題されたかもご紹介しています。
問題の内容が具体的にイメージしにくい場合はぜひ過去問で確認して見てください。
順位 | 分野 | 内容 | 出題率 |
---|---|---|---|
第1位 | 送配電 | 電圧効果・送電電力・線路損失 | 8.33% |
第2位 | 発電 | 汽力発電の燃料使用量・出力電力量・熱効率 | 5.33% |
第3位 | 変電 | パーセントインピーダンス・短絡故障 | 4.67% |
第4位 | 発電 | 新しい発電方式の概要 | 4.00% |
第5位 | 送配電 | ループ回路・分岐回路の電圧効果 | 4.00% |
読んだことない方は是非読んでみてください!

Contents
第1位:電圧降下・送電電力・線路損失
見事、電力の出題率第1位に輝いたのは
「電圧降下・送電電力・線路損失」
です。出題率は8.33%でした。
この内容からは主に2つ出題形式の問題で構成されます。
- 線路のインピーダンスと送電電力(有効・無効)から電圧降下を求める問題
- 線路のインピーダンスと電圧降下及び位相差から送電電力(有効・無効)を求める問題
まずはパーセントインピーダンスの考え方と電圧降下の計算の仕方をマスターしましょう。
近年の過去問での出題をまとめると下のようになります。
実際に問題を確認して見てくださいね。
年度 | 問題番号 | 配点 |
---|---|---|
平成29年度 | 問17 | 5点 |
平成28年度 | 問9 | 5点 |
平成27年度 | 問16・問17 | 15点 |
平成26年度 | 問7 | 5点 |
平成25年度 | 問16 | 10点 |
毎年最低1問は出題されていますね。
また、B問題での出題が多いのも特徴です。
第2位:汽力発電の燃料使用料・出力電力量・熱効率
電力の出題率第2位は
「汽力発電の燃料使用料・出力電力量・熱効率」
です。出題率は5.33%でした。
この単元は汽力発電の発電効率を求めたり、効率が与えられて必要な燃料の量や燃焼空気量を求める問題が出題されます。
まずは以下の3点をしっかりとマスターしましょう。
- 汽力発電設備の構成
- 発電端効率・送電端効率をしっかりと区別する
- 燃料の熱量(J:ジュール)と発電量(Wh)の変換式を覚える
具体的な問題の解き方はテキストで学習していただけば良いですが、
汽力発電設備の構成の図を書いて解くのがオススメです。
近年の過去問での出題をまとめると下のようになります。
年度 | 問題番号 | 配点 |
---|---|---|
平成29年度 | 問15 | 5点 |
平成28年度 | 出題無 | 0点 |
平成27年度 | 問3 | 5点 |
平成26年度 | 問17 | 5点 |
平成25年度 | 出題無 | 0点 |
第3位:新しい発電方式の概要
見事、電力の出題率第3位は
「新しい発電方式の概要」
です。出題率は4.00%でした。
新しい発電方式とは具体的には下の5種類の発電方式を指します。
- 地熱発電
- バイオマス発電
- 燃料電池発電
- 風力発電
- 太陽光発電
各発電方式の詳しい解説は差し控えますが、出題される内容は基礎的な部分がほとんどです。
調査の結果、以下の内容の出題が比較的多かったですね。
- 風力発電の出力は風速の3乗に比例する
- 太陽光発電・燃料電池の出力は直流
- 太陽光発電・風力発電は汽力発電に比べて効率が悪い
試験直前に詰め込んでもいいかもしれません。
近年の過去問での出題をまとめると下のようになります。
年度 | 問題番号 | 配点 |
---|---|---|
平成29年度 | 問5 | 5点 |
平成28年度 | 問5 | 5点 |
平成27年度 | 出題無 | 0点 |
平成26年度 | 出題無 | 0点 |
平成25年度 | 問5 | 5点 |
第4位:パーセントインピーダンス・短絡故障
見事、電力の出題率第4位は
「パーセントインピーダンス・短絡故障」
です。出題率は4.00%でした。
この単元は電源側の短絡インピーダンスが与えられ、短絡電流を求める問題です。
電源側のパーセントインピーダンスと基準容量から短絡電流を計算できるようになりましょう。
自己容量基準のインピーダンスを基準容量に変換してから計算しましょう。
また、一部遮断器の定格遮断電流を回答させる問題も出ます。
遮断器の定格遮断電流 > 三相短絡電流
となる最小の定格遮断電流を持つ遮断器を選ぶだけです。
近年の過去問での出題をまとめると下のようになります。
年度 | 問題番号 | 配点 |
---|---|---|
平成29年度 | 出題無 | 0点 |
平成28年度 | 出題無 | 0点 |
平成27年度 | 出題無 | 0点 |
平成26年度 | 出題無 | 0点 |
平成25年度 | 問17 | 10点 |
最近4年間は出題されていないのですが、
平成20年度から平成25年度は平成24年度を除いて5/6年度で出題されていました。
内容としても電気主任技術者の業務で非常に重要な計算ですので、必ずマスターしておいてください。
第5位:ループ回路・分岐回路の電圧降下
見事、電力の出題率第5位は
「ループ回路・分岐回路の電圧降下」
です。出題率は4.00%でした。
この単元は電圧降下を求める問題が主体となります。
つまり、1位の「電圧降下・送電電力・線路損失」の内容が基礎になります。
基礎がしっかりと固まっていれば、2・3問演習問題を解けば習得できる内容だと思いますので
しっかり勉強していきましょう。
近年の過去問での出題をまとめると下のようになります。
年度 | 問題番号 | 配点 |
---|---|---|
平成29年度 | 出題無 | 0点 |
平成28年度 | 問13 | 5点 |
平成27年度 | 出題無 | 0点 |
平成26年度 | 出題無 | 0点 |
平成25年度 | 問13 | 5点 |
まとめ
今回は電力の出題率TOP5をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
これらの問題は頻出内容なので、もしも不安のある単元や問題があれば
しっかりと復習してくださいね。
最後にもう一度出題率TOP5を載せておきますね。
順位 | 分野 | 内容 | 出題率 |
---|---|---|---|
第1位 | 送配電 | 電圧効果・送電電力・線路損失 | 8.33% |
第2位 | 発電 | 汽力発電の燃料使用量・出力電力量・熱効率 | 5.33% |
第3位 | 変電 | パーセントインピーダンス・短絡故障 | 4.67% |
第4位 | 発電 | 新しい発電方式の概要 | 4.00% |
第5位 | 送配電 | ループ回路・分岐回路の電圧効果 | 4.00% |
電力の出題率第6位から第10位は↓この記事で公開しています。
合わせて読んでみて下さいね。

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